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青い箱
青い箱
# ミステリー
ゲソ太郎
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「ここに二つの箱がある。片方は赤い箱、もう片方は青い箱。どちらか一つしか選べないとしたらどっちを選ぶ?」
彼が僕に問う。
真っ暗な何もない部屋で、下からライトアップされる鮮明な赤と青。
「赤い箱」
僕は答えた。
青い箱のライトが消え、箱は闇へと消えて無くなった。
残された赤い箱。
彼は蓋を取り去る。
「ジャーン!中身は汚れた万年筆でした!」
見覚えがある。たしかにこれは僕の万年筆だ。
…こんなに汚れてはいなかったけれど。
「人生は取捨選択の連続。君は赤い箱を選んで、そして青い箱を切り捨てた。その中身を見る機会は永遠に来ない」
僕は耐えきれなくなって彼に尋ねた。
「一体僕は何をやらされているんだ?」
「それが君の第一の質問でいいの?」
頷く。
彼の出す選択肢を僕が選んでゆくごとに、きっと一つずつ彼は質問に答えてくれる。
「これは君の"罪"を知るための時間だよ」
花火、お祭り、浴衣が恋しい
花火、お祭り、浴衣が恋しい
# 恋愛
よしだ
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募集停止中
あの日見た花火をまだ忘れてはいない。ついこの間のようで遠い夏の記憶。僕の夏は終わらない。
目覚ましに起こされて目を覚ます。僕はオオタ・パルクール・カケル。パルクールで食っていこうと思ってる。すごい簡単そう(小並感)。
ハッピーエンド
ハッピーエンド
# ファンタジー
ロンシャン
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募集停止中
とうとう、かぐや姫のもとに、月からのお迎えがやって来ました。
警護の人々は、何故か力が抜けてしまい、かぐや姫を守ることはできません。おじいさんとおばあさんは悲しみにくれました。
かぐや姫が月の人の持つ薬を飲もうとしたその時でした。
何処からか若草色の風変わりな服を着た少女が颯爽と姿を現し、かぐや姫に近づいていた月の人々を力づくで跳ね飛ばしましました。さらに警護の人々が持っていた弓を拾って追撃し、月へ追い返してしまいました。
こうして月からのお迎えを追い返すことが出来たかぐや姫は、おじいさんやおばあさんと、末永く平和に暮らしましたとさ。
めでたしめでたし。
シン戦界グランカイオー
シン戦界グランカイオー
# ファンタジー
新城維折
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シン歴568年18週
人類が発見した24番目の星マカ・シティに俺は生まれて15年がたった。
去年オフクロがいなくなってから何もいいことがない。
愛車はギャングどもにパクられるは、
同僚に騙されて怪獣の囮にされるは、
連れ込んだ女に有り金全部持って行かれるは。
市長の息子が俺の愛車乗り回してやがったから殴りかかった後
裏町のコロンブスに半殺しにされた時は世の不平等さに吐血した。
女だらけの世界で俺は音楽で無双する
女だらけの世界で俺は音楽で無双する
# 異世界
シンプティー
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気づくと俺は、別世界にいた。
街を歩く人は女性ばかりで、突然襲われて
た。助けてくれた婦警さんに話を聞くと、ここは男性が2%しかいない世界なのだという衝撃の事実を知った。
とりあえず男性は優遇されているので、その日は保護施設(マンション)でお世話になった。
これからどうしようと考えたとき、ポケットに手を入れると音楽プレイヤーが…
「そうだ!これで…」
異世界放送局 〜 テレビ局に勤める俺は放送事業で無双する 〜
異世界放送局 〜 テレビ局に勤める俺は放送事業で無双する 〜
# 異世界
シンプティー
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東京 - 某日
在京キー局でラジオとテレビ放送を行う、大手放送事業者。
その会社に勤める俺は、連日のトラブルで睡眠もままならない状態で対応に追われていた。
そして思うのである…
「新聞やテレビが衰退の一途を辿る中、放送が担う役割って何なんだろう。この仕事って意味あるのだろうか」と。
そう思った瞬間、視界が暗転した…
Choice あなたはどれを選択しますか?
Choice あなたはどれを選択しますか?
# ファンタジー
赤糸マト
1.2万
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募集停止中
お盆なので、ちょっとした企画をしてみます。
(企画倒れになるかもですが……)
選択肢は先着順で決定したいと思います。
―――
この物語では、とある一人のニンゲンが登場します。
そのため、物語の最後には、ニンゲン行動について選択肢を掲示しますので、行動を選択してください。
あなたが選択した行動を元に、ニンゲンは行動を起こします。
それでは、まずはこのニンゲンの名前、性別、年齢を決めてください。
夢の仕事
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# ファンタジー
わきこ
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本当にこんなことがあるのか。
俺は、落ちてるバナナの皮を踏み、倒れた拍子に頭を打って、死んだ。
がんばれ星河ちゃん~地球侵略していたはずなのに転落人生~
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# その他
星河テフ
2.1万
9
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「ん~~~~!おいC~~~!」
宇宙に浮かぶ衛星…月。
地球からは見ることのできない、裏ッ側のとある場所。一”匹”の宇宙人がうさ耳をパタつかせながら、黄色いパッケージのアイスを1匙食べていた。
「やっぱ地球のアイスで一番おいしいのはこれだわぁ…。すっぱくてしゃりしゃりの、地球の果実の輪切りがのってるヤツ!
凍っている食べ物は宇宙人の体に毒だとはわかっていても、やめらんないんだよねぇ~…」
もうひとすくいした、スプーンの上をうっとりと眺めて、はぐっと大きな口でそれを味わう。瞬間。キーンとした頭痛が宇宙人を襲い、顔をしかめる。
宇宙人にとって、冷たいアイスは天敵なのである。一度に摂取しても良いとされているのは、たった2口だけ…
それでも…その味は、格別だった。
「もう一口だけ…食べちゃってもいいかな…?」
***
星河テフ( @Hoshi_Tefu)が主人公のリレー小説です。
むらさきもちの太陽系観光
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# ファンタジー
A級餅型宇宙生物
1452
2
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西暦202X年〇〇月××日
吾輩は異星人である。なまえという概念は無い。
最近知り合いがとあるG型主系列星の第三惑星に引っ越ししたらしいので、遊びに行くところである。
なんでもその惑星には二足歩行の知的生命体がいるらしく、その星の言語で『ホモ・サピエンス』と呼ばれているらしい。
知り合いも二足歩行型の生命体だからなのか、その星でも割と上手くやっているらしい。
羨ましい限りだ。
どうでもいい事だが、この記録レポートの上にある『西暦』というのはその星の暦の一つらしい。
とまあ、少し独り言をしていたら例の星系の領域に突入した。
この宇宙船は自動操縦で、銀河系星系図に登録されている恒星や星なら何処でもワープドライブで移動できる優れものだ。
後少しもすれば目的地の惑星に着くだろう。
それまで宇宙寝でもしようかと思ったその瞬間、光学センサーが異常を検知した。
強い光が放たれる、宇宙船の爆発だ。