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ヒーローにはなれない
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# 異世界
なすび漬け
閲覧数 152 いいね数 1 コメント数 0
ヒーローにはなれない 「なんですか、それ」  イーグルはジェオが持っている袋を指していった。原色に近い派手な配色で、なにやらキャラクターが描いてある。 「なにって、駄菓子だぜ」 「ああそういう、僕にも少しください」  片手が差し出される。 「食うのか? 腹壊さねえよな」 「僕の胃腸をなんだと思っているんですか。いまも皆と同じ食事をしたばかりでしょう」  軍の宿舎で夕食を摂った後だ。これから一時間の自由時間が与えられる。イーグルは手に乗せられたいくつかのスナックをつまんで口にした。さくりと音が鳴る。その様子を眺めながらジェオは、そういえば昔からイーグルはビジョン家の用意する菓子類より、ジェオが食べているものに興味を示すと思い出した。 「うまいのか?」 「ジェオのような味がします。一見、粗暴に感じられながら歯触りは優しく、パンチが効いているのは最初だけで、総合的に甘いです」 「お、おう。駄菓子にこんな品評がつくとは思わなかった」 「変ですか?」  イーグルはどこか傷ついたように見えた。 「俺はお前さんちで食えるものが好きだがな」 「そうですか」  手のひらに残る菓子に目を落として小さく呟く。 「なんかあったのか」  イーグルは、はっとしてジェオを見つめ、きまり悪そうに笑った。 「僕は、自分の家に、自分の階級に馴染めませんでした。わかりますか、四歳にも満たない子供たちが皆、将来入る大学と就職先を決めているんです、皆ですよ? 子供なのにスケジュールは分刻み、親はマウントを取り合い、それは子供にも拡がっている。食べ物も衣服も習い事もなんでもそうです」 「そりゃすげえ世界だな」 「僕は疑問に思いました。本当に物心ついたばかりの幼児が自分の意思で将来のレールを望みますか? 怖かったんです、僕もそこにいることが。父と母は僕の自主性を尊重して、私立と公立を選ばせてくれました。僕は公立を選んで、そこははちゃめちゃでした」 「荒れてたのか」 「違います、個性の坩堝です」  懐かしそうに微笑んで手のひらを見つめるイーグルは幼少期を思い出しているのだろう。すると、ジェオの耳に口を寄せて囁いた。 「大きな声では言えませんが、僕は少し貧しい人たちが性に合ったんです。僕は、家の者がいればなにもしなくても自動的に何事も済むのに、彼らはおやつを食べるにも万引きをしたり、調理が必要なものをそのまま食べたりしました。例えばホットケーキの生地を舐めたり。その逞しさに触れたから、いまの僕が形成されました」 「万引きは駄目だろ」 「ええ、そう言ったら絶交されましたね。でも彼には仕方のないことだったんです。仕方のないことに耐える姿を、僕は勉強したと思っています。こんな話を聞いてジェオは幻滅しましたか?」
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恋敵は乙女ゲー
恋敵は乙女ゲー
# 恋愛
かば
閲覧数 167 いいね数 1 コメント数 0
早い者勝ち
同じクラスの山下さんは、清楚という言葉がよく似合う人だ。濡羽色の艶やかな髪をなびかせて、茶色がかった大きな瞳を緩やかに細める様は、同級生とは思えないほどの落ち着きと魅力を感じさせる。同級生の多くがそうであるように、僕は彼女に恋をしていた。    ただ僕にはそんな多くの同級生とは違う点が1つあった。それは僕がどうしようもない根暗、世間でいうところの陰キャであるということだ。  僕は、絶望的にコミュニケーションが下手なのだ。特定の人間を除けばまともに会話もできない。心の中ではこのように色々と考えることができるのに、いざ対面するとなると言葉が出なくなってしまう。おまけに声も小さい。さらに困ったことに、僕は大柄で目つきも悪いので近寄りがたく、見た目でも浮きに浮きまくっているのである。猿かな?ウキキ―ッ!  やっぱ辛えわ。  そんなこんなで、僕は初恋の人と同じクラスで毎日授業を受けるという幸運に浴していながらも、その関係を進展させることは全くできていなかった。前前前世からコミュ障だった僕にとって、好きな人と会話するというのはあまりにも高いハードルだったのだ。これでもやれるだけ飛ばそうとはしたんだよ。心が体を追い越して、逆に体が動かなくなったんだよ。  山下さんはやっぱり僕には高嶺の花だったんだ、というかあれだけ可愛いなら彼氏ぐらいいるんじゃね?と自分の脳を虐めながら生活していたある日。僕は学校に筆箱を忘れて下校するという失態を犯した。変な考え事ばかりしていると注意力が散漫になっていけない。  僕はこの時の失態を生涯忘れることはないだろうと思う。この出来事は僕にとって、自分を変えるきっかけであり、人生の分岐点であり。  あるいは、恋の始まりであった。  夕暮れの教室にて、僕は固まった。どうしようもなく。 「好きです!付き合ってください!」  山下さんが、あの山下さんが、ぎゅっと目を瞑って、若干頬を赤くして言った。その告白シーンは、本来であれば恋する男子たる僕の心を深く傷つけ、暗い闇の底へと叩き落としただろう。やみのまっ!    でもそうはならなかった。何故なら彼女が両手に持っていたのが――立派なゲーム機だったからである。彼女は椅子に座ったまま、まるで拝むようにゲーム機を頭上に掲げていた。    ゲームの中のキャラクターに向けて告白する山下さんの姿に、僕は開きっぱなしの口を塞ごうとも思わなかった。
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恋敵は乙女ゲー
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# 恋愛
かば
閲覧数 167 いいね数 1 コメント数 0
早い者勝ち
同じクラスの山下さんは、清楚という言葉がよく似合う人だ。濡羽色の艶やかな髪をなびかせて、茶色がかった大きな瞳を緩やかに細める様は、同級生とは思えないほどの落ち着きと魅力を感じさせる。同級生の多くがそうであるように、僕は彼女に恋をしていた。    ただ僕にはそんな多くの同級生とは違う点が1つあった。それは僕がどうしようもない根暗、世間でいうところの陰キャであるということだ。  僕は、絶望的にコミュニケーションが下手なのだ。特定の人間を除けばまともに会話もできない。心の中ではこのように色々と考えることができるのに、いざ対面するとなると言葉が出なくなってしまう。おまけに声も小さい。さらに困ったことに、僕は大柄で目つきも悪いので近寄りがたく、見た目でも浮きに浮きまくっているのである。猿かな?ウキキ―ッ!  やっぱ辛えわ。  そんなこんなで、僕は初恋の人と同じクラスで毎日授業を受けるという幸運に浴していながらも、その関係を進展させることは全くできていなかった。前前前世からコミュ障だった僕にとって、好きな人と会話するというのはあまりにも高いハードルだったのだ。これでもやれるだけ飛ばそうとはしたんだよ。心が体を追い越して、逆に体が動かなくなったんだよ。  山下さんはやっぱり僕には高嶺の花だったんだ、というかあれだけ可愛いなら彼氏ぐらいいるんじゃね?と自分の脳を虐めながら生活していたある日。僕は学校に筆箱を忘れて下校するという失態を犯した。変な考え事ばかりしていると注意力が散漫になっていけない。  僕はこの時の失態を生涯忘れることはないだろうと思う。この出来事は僕にとって、自分を変えるきっかけであり、人生の分岐点であり。  あるいは、恋の始まりであった。  夕暮れの教室にて、僕は固まった。どうしようもなく。 「好きです!付き合ってください!」  山下さんが、あの山下さんが、ぎゅっと目を瞑って、若干頬を赤くして言った。その告白シーンは、本来であれば恋する男子たる僕の心を深く傷つけ、暗い闇の底へと叩き落としただろう。やみのまっ!    でもそうはならなかった。何故なら彼女が両手に持っていたのが――立派なゲーム機だったからである。彼女は椅子に座ったまま、まるで拝むようにゲーム機を頭上に掲げていた。    ゲームの中のキャラクターに向けて告白する山下さんの姿に、僕は開きっぱなしの口を塞ごうとも思わなかった。
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異世界召喚されたら勇者の嫁でした。
異世界召喚されたら勇者の嫁でした。
# 恋愛
羊色
閲覧数 1259 いいね数 2 コメント数 0
学校から帰ってまずやる事はオンラインゲームである。 「今日もレベル上げしとくか。」 ちなみに俺はこのゲームを最近始めた訳ではなく、いわゆるサブキャラと言うもので今は遊んでいる。 メインが強くなりすぎて手応えが無くなったからだ。 ゲームを始めて2時間が過ぎ、いい加減制服から着替えて夕飯を食べなきゃという時に俺の体が白い光に包まれてしまった。 目を開けるとそこは漫画でよくある王様の謁見の間のようなというか謁見の間だった。 俺はわけも分からず辺りを見渡したら俺以外にも男が1人と女が1人いた。 「ようこそおいでくださいました!勇者様。」 勇者?俺達が?よく分からないので1から説明してくださると助かりますが………。などと考えていたら相手に伝わったのか説明してくれた。 どうやら魔王討伐のために呼び寄せたらしい。それではい、そうですかという雰囲気では無かった。なぜならこの王様上から目線で言ってくるからだ。召喚された俺達3人は目配せして従っている風に受け答えした。 「ではステータスを見せてもらおうか。」 王様がそう言うともう1人の男からステータスを表示させていた。 「タクマ・モリサワ……。おお!そなた勇者であったか!これは素晴らしい!」 いや勇者を召喚するためなんだろう?何故驚いているんだろうか。そんな事を考えていたら俺の番になった。 「カイト・カナシマ………、そなた勇者の花嫁だったか!これはめでたい!」 ん?今なんて言いました?勇者の花嫁?俺が?勇者って男だろ?俺も男だ………。え?なにかの間違いじゃあ?俺が混乱している間に王様は最後の1人の女のステータスを見ていた。 「カナミ・ヒラヤマ………………。」 王様はそこから何も言わなくなった。 ヒラヤマさんも不安そうな顔をして王様を見ていた。 「この者を別室に案内しなさい。」 王様が騎士にそう命令した。ヒラヤマさんは騎士に別室に案内され、俺達は城にある勇者の部屋に案内された。ちなみにベッドはダブルベッド1つしか無かった。 「えっと守沢拓真だよろしくな。」 爽やかイケメンに笑顔で自己紹介されてしまった。 「神島(かなしま)海斗、よろしく。」 握手をしソファーに座りヒラヤマさんについて話していた。 「なぁ、ヒラヤマさんの事なんだけど……。」 「やっぱり海斗も気になるよな、彼女のステータスってなんだったんだろうな。」 「別室に連れて行かれなきゃならないステータスってなんかあるのかな?俺は思いつかないけど。」 「俺もそんなの知らないぜ?ってか今までステータスとか無かったしな。」 「だよな。ってか俺のステータス勇者の花嫁ってなんだよ!」 「文字通り海斗は俺の花嫁だろ?」 「なんで嬉しそうなんだ……。」 「実際嬉しいからさ!」 「え?」 「冗談だ。」 そう言ってはいたが拓真は本気の顔をしていた。
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俺達の恋
俺達の恋
# 恋愛
羊色
閲覧数 743 いいね数 1 コメント数 0
「陽介おはよう。」 と俺に挨拶してくるこいつは幼なじみの新島翔(にいじまかける)だ。 家が隣同士で生まれた時からの付き合いだ。 「翔おはよう、今日お前数学で当てられるぜ。」 「大丈夫大丈夫。予習はバッチリだぜ。」 そうドヤ顔で翔は言っていた。こいつは成績優秀スポーツ万能のイケメン野郎だから羨ましい限りだ。 「さて学校に向かいますか!」 俺達の通う学校は私立喜多山高等学校と言う高校で愛知県の中でそこそこ上位に入る学校だ。 ちなみに俺達は1年生だ。 学校までは電車に乗って行く必要があり駅まで歩いていた。 「なぁ陽介、あの噂知ってるか?」 と翔がそう問いかけてくる。 「あの噂?」 全く分からないから素直に翔に聞いてみる。 「隣のクラスの松山と川崎が付き合っているって噂だ。男同士のカップルなんじゃないかと学校中で噂になってるんだぜ。」 そうだったのか、全く知らなかった。 松山と川崎と言ったらイケメンコンビで有名な2人だ。 「そうだったのか、でもいいんじゃね?アイツらが幸せならさ。」 これは本音だ。幸せは自分達が決めることだからな。 「まぁそうだよな。俺達がとやかく言う必要はねぇよな。」 「それより駅に着いたぜ。」 こういう会話をしていたら最寄りの駅に着いた。 地下に降りて改札を通りホームに降りて電車を待つ。 「それにしても地下鉄上飯田線はいつになったら延伸するんかな…。これで栄とか行けたら便利なんだけどな。」 と翔が呟いていた。 「だよな、学校に行くにも平安通で乗り換えて、大曽根で乗り換えてだからちょっと不便だよな。」と同意しておいた。 そして電車に乗り込むとやはり時間も時間だけあって通勤通学の人でいっぱいだった。 そして乗り換え2回して学校の最寄りの駅に着いた。 そこからはまた徒歩だ。 「陽介、翔、おはよう!」 と電車を降りると声をかけられた。 「正孝一緒の電車だったのか!気づかなかったぜ。」 「まぁ俺は1番後ろの車両に居たしな!」 と俺と翔の友人、夏川正孝と一緒に学校まで歩く事になり他愛もない会話をしているとすぐに校門が見えてきた。 「陽介、翔、お前ら数学の課題やってきたか?」と正孝が聞いてきた。 「「あぁ、バッチリだ。」」 と俺と翔は同時に言ったら正孝に笑われた。 「お前らハモるとかどんだけだよ。」 と大笑いした正孝を無視して教室に入る。
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ヒーローにはなれない
ヒーローにはなれない
# 異世界
なすび漬け
閲覧数 152 いいね数 1 コメント数 0
ヒーローにはなれない 「なんですか、それ」  イーグルはジェオが持っている袋を指していった。原色に近い派手な配色で、なにやらキャラクターが描いてある。 「なにって、駄菓子だぜ」 「ああそういう、僕にも少しください」  片手が差し出される。 「食うのか? 腹壊さねえよな」 「僕の胃腸をなんだと思っているんですか。いまも皆と同じ食事をしたばかりでしょう」  軍の宿舎で夕食を摂った後だ。これから一時間の自由時間が与えられる。イーグルは手に乗せられたいくつかのスナックをつまんで口にした。さくりと音が鳴る。その様子を眺めながらジェオは、そういえば昔からイーグルはビジョン家の用意する菓子類より、ジェオが食べているものに興味を示すと思い出した。 「うまいのか?」 「ジェオのような味がします。一見、粗暴に感じられながら歯触りは優しく、パンチが効いているのは最初だけで、総合的に甘いです」 「お、おう。駄菓子にこんな品評がつくとは思わなかった」 「変ですか?」  イーグルはどこか傷ついたように見えた。 「俺はお前さんちで食えるものが好きだがな」 「そうですか」  手のひらに残る菓子に目を落として小さく呟く。 「なんかあったのか」  イーグルは、はっとしてジェオを見つめ、きまり悪そうに笑った。 「僕は、自分の家に、自分の階級に馴染めませんでした。わかりますか、四歳にも満たない子供たちが皆、将来入る大学と就職先を決めているんです、皆ですよ? 子供なのにスケジュールは分刻み、親はマウントを取り合い、それは子供にも拡がっている。食べ物も衣服も習い事もなんでもそうです」 「そりゃすげえ世界だな」 「僕は疑問に思いました。本当に物心ついたばかりの幼児が自分の意思で将来のレールを望みますか? 怖かったんです、僕もそこにいることが。父と母は僕の自主性を尊重して、私立と公立を選ばせてくれました。僕は公立を選んで、そこははちゃめちゃでした」 「荒れてたのか」 「違います、個性の坩堝です」  懐かしそうに微笑んで手のひらを見つめるイーグルは幼少期を思い出しているのだろう。すると、ジェオの耳に口を寄せて囁いた。 「大きな声では言えませんが、僕は少し貧しい人たちが性に合ったんです。僕は、家の者がいればなにもしなくても自動的に何事も済むのに、彼らはおやつを食べるにも万引きをしたり、調理が必要なものをそのまま食べたりしました。例えばホットケーキの生地を舐めたり。その逞しさに触れたから、いまの僕が形成されました」 「万引きは駄目だろ」 「ええ、そう言ったら絶交されましたね。でも彼には仕方のないことだったんです。仕方のないことに耐える姿を、僕は勉強したと思っています。こんな話を聞いてジェオは幻滅しましたか?」

完結作品

-リレー小説を読む-
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アーティファクトトラベラー 悪 夢の町
アーティファクトトラベラー 悪 夢の町
# ファンタジー
白い虎
閲覧数 5687 いいね数 2 コメント数 1
これは悪夢の町そこで起こった出来事を記した日記のようなものだ。 まあ最低限の何が起きたかさえ分かればいいのだ、これそういう物なのだから。 大陸歴1050年8月12日それはとてもいい天気で絶妙に涼しく気分がよかった。 私はとある町に向かっていた。冒険者でありその帰りに起きた出来事である。 私は地図を見ながらそこに向かっていた。一応食料には余裕はあったがそれでも些か不安だったためルートを変えてその町に行くことにした。私は汗を垂らしながら荒野を歩いてた、特に代わり映えのしない光景が続いていたが、遠目に何かの馬車の様な物を見つけた 奇妙に思った私は近づいてみた。馬車は半壊していて馬はすらいない状況だった。馬車の中を見ると少女が眠っていた。十歳くらいだろうか? 馬車の内装からしてどこかの貴族のご令嬢なのだろう。 少女が不審な点というよりも状況的に何か起きたのだろう、だが少女は寝ているのだ不思議に思った私は何が起きたか何かわかるものがないか探した。 少し探すと彼女の鞄の中に日記らしきものがあった。 日記の中身は日常的な事を逐一メモしていたようだ、日記の内容はなんというか過度な心配性なのか親や両親などが心配する内容だった後よく悪夢をみるという事内容は様々だった。 とりあえず日記を一枚一枚めくっていく日付は7月28日で止まっていた。
募集中!
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アーティファクトトラベラー 悪 夢の町
アーティファクトトラベラー 悪 夢の町
# ファンタジー
白い虎
閲覧数 5687 いいね数 2 コメント数 1
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