連載中 ミステリー

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「探偵」 それは、警察ですら解けない事件を解決する存在... しかし、探偵はある絶対的ルールにより成り立っている。 それは、 ①探偵が居ること ②事件があること ③警察がその事件を解決出来ないこと  ④その事件の解決を探偵に頼むこと  の四つだ。 もし... ①と、④が消えた世界があったら... どうなるのだろう....
KUKU 81
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寂れたシャッター街の一角にある探偵事務所。 そこで俺は「彼女」と対面していた。 「私は悪魔と契約をしています」 ……確かに、ウチは人気のない事務所なのだから、『ご相談だけなら無料』なんて過払金のCMみたいな売り文句を出してはいた。 だからといって、朝からカップラーメンをキメていた俺でさえ、これは少々重すぎやしないだろうか。 「えっと……どのような契約内容になっているんですか?」 長考の末、俺は彼女の話にやんわりと被せた。仕事の少ない今の現状で、評判すら下げてしまったらもう何も残らない。 彼女の言う「悪魔との契約」の内容は以下の通りだった。 一、嘘をつき続けなければならない。 ニ、その日、嘘をついたか否かを問われた場合に嘘をつくことはできない。 三、嘘をついたことを吹聴できない。 聞けば聞くほど胡散臭い話であった。いまだ彼女の望む依頼内容すら見えてこない。
杜猫のねどこ
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「ここに二つの箱がある。片方は赤い箱、もう片方は青い箱。どちらか一つしか選べないとしたらどっちを選ぶ?」 彼が僕に問う。 真っ暗な何もない部屋で、下からライトアップされる鮮明な赤と青。 「赤い箱」 僕は答えた。 青い箱のライトが消え、箱は闇へと消えて無くなった。 残された赤い箱。 彼は蓋を取り去る。 「ジャーン!中身は汚れた万年筆でした!」 見覚えがある。たしかにこれは僕の万年筆だ。 …こんなに汚れてはいなかったけれど。 「人生は取捨選択の連続。君は赤い箱を選んで、そして青い箱を切り捨てた。その中身を見る機会は永遠に来ない」 僕は耐えきれなくなって彼に尋ねた。 「一体僕は何をやらされているんだ?」 「それが君の第一の質問でいいの?」 頷く。 彼の出す選択肢を僕が選んでゆくごとに、きっと一つずつ彼は質問に答えてくれる。 「これは君の"罪"を知るための時間だよ」
ゲソ太郎
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…あれ、私死んでない? 全身血だらけ 身体中の骨が折れているようだ そう、私はビルの屋上から投身自殺したんだ でも、生きてる 地面に衝突する直前に見た『アレ』 『アレ』を見た限りは、死ねない ちょっと前まで死ぬことしか選択肢になかった私だが、今ならある 『アレ』を手に入れる、この手で そう決意すると、私は立っていた ボロボロの体のまま、何故か動けていた 痛みさえ感じない さあ行こう
太公望
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「この後、家で飲まない?」 久しぶりの再会から話が弾み、家に誘ってしまった私の一言に彼女は目をまん丸くさせた。 偶然にあった夜の道端でこんなことを言われるとは全く予想外といった反応だ。しかし、彼女は何も言わずに俯き私の手を握る。 合意を確かめ、タクシーを止めようと手を上げたその瞬間、目を爛々と光らせた男が私にぶつかって来たと同時に腹部に激痛が走った。 「きゃああああ!」 彼女の悲鳴と共に私は地面にドサリと倒れ、辺り一面を赤く染め上げる。 私は意識が朦朧としながらもはっきりと誰かの声が聞こえた。 「これで俺の役目は果たされた、次はお前の番だ」 完全に意識が途絶え、次に目を覚ますとそこには、、
ぷにぷにぽんぺ
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