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氷雪のデザイア*設定集・その他*
氷雪のデザイア*設定集・その他*
# その他
Restia
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題名通りです。
もし、「続きを書いてみたい」と思っている方のため、そして自分が設定を忘れないようにするためのものです。
あと、ネタバレ注意です
氷雪のデザイア
氷雪のデザイア
# ファンタジー
Restia
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魔法が存在し、公に使用が認められている地球のパラレルワールドの一つであるプラネットマギア。
各々が定めた”終着点”に辿り着くために、魔法使いたちは自分が扱う魔法属性を一つ選び、それを極めようと日々鍛錬をしている。
この世界の規則により、15歳までに扱う魔法を選ばないとそれ以降は魔法を使いたいと思っていても、その可能性はもう存在しない。
そのため、国々は小中高一貫の魔法学院をいくつか建てている。
この物語は日本の魔法学院の一つである”皇魔法学院”に通うことになる氷上(ひょうがみ)氷聖(ひさと)が主人公であり、彼はのちに”氷雪”と呼ばれることになる。
この店には客が来ない
この店には客が来ない
# ファンタジー
堕落 萌芽
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募集停止中
「ふああ、今日も今日とてお客はなし……か」
欠伸をかきながら呟いたのは店の店主であるエボだ。
エボは万屋を営んでいる。この店には他の店、それこそ城下町でも希少で取り扱っていない品まであるというのに。もうお昼も過ぎているが一向にお客が来る気配はない。
それもそのはず、エボの店はモンスターが住む森のすぐ近くに設営されていたのだ。
モンスターは人間にとって近寄りがたい存在である。モンスター狩りを生業としている者はいるが、そう多くはない。
よって、人がこの店に近寄ること自体稀なのだ。
「ここ、動物や植物の仕入れに向いているから便利なんだけどな。間違いだったか」
ため息とともに改めて落胆する。もう何度考えただろうか。
しかし、そんな気持ちを他所に扉の鐘が鳴る。遅れて声が聞こえる。
「こんにちわ」
これは驚いた。久しぶりの客だったのもあるが、扉から身をヒョイと出していたのは小柄な少女だった。
楽しい自殺計画
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# その他
赤糸マト
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昼間は青かった空は次第に朱が射し始め、忙しなく働いていた人々は満足感や倦怠感など、様々な感情を抱きながら帰路へと向かい始める、そんな時間帯。
とあるビルのオフィスの一室、一人の男とその上司に当たる初老の男性が沈み始めた太陽の光を浴びながら、オフィス内の社員全員の視線を浴びている。
「佐藤君、何か最後に言いたいことはあるかね?」
初老の男性に「佐藤」呼ばれた男は、緊張気味の身体を少しでもほぐすために深呼吸を一度行った後に自信が作れる最大限の笑みを顔に張り付け、言葉を放つ。
「今までお世話になりました。人によっては短い間だったかもしれませんが、今後も皆さんのご活躍を期待しております。本当にありがとうございました」
短い挨拶を終えた後、男はこの6年間何度下げたか分からない頭を深々と下げる。男のあいさつを聞いていた者達は形だけでもとその手と手を叩き始めた。
役立ち武器屋の体験記
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# ファンタジー
ミズノモト
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募集数 1/10
チリンチリーン
鐘の音と共に入ってきたのは一人の少年、その小柄な体には似合わない大きな鞘を担いでいた。
「おじさん!これにピッタリはいるでっかい剣ちょうだい!」
「おじさん?30はおじさんじゃない」と怒鳴りたい気持ちを抑え、鞘の長さを図った。
"2m10cm"
一体誰がこんな長さの剣を使うんだ?あのツヴァイヘンダーでさえ180cmもない。鞘で2mということは柄を含めれば2m40は下らないだろう。重さも5kgは下らない。
「ねえ僕、これは誰が使うの?」我慢出来ずに聞いてしまった。
「マントのおにいちゃん」
そいつが怪しいやつということだけは理解した。
だがやはり人間というのは好奇心に惹かれるもの、少年にそのなんか怪しい奴に剣を直接取りに来させるということで取引が成立してしまった。
本当にこれでよかったのだろうか、、、
ネクストスタート ありふれている僕の異世界物語
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# 異世界
夢藤 叶太
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やぁ、こんにちは。いや、はじめましてかな
ん?
僕はだれかって?
ハハハ、僕の名前がなんて些細な事じゃないか。
え?違う?
僕が何者か聞いている?おっとこれは失礼したね
僕は語り手であり、役所。そして君達と同じ読者だ
あはは、気持ちは理解できるがそんな何言ってんだこいつ?みたいな反応はやめてくれたまえ。
いくら心優しいお兄さんの僕でも傷ついてしまうよ
え?僕っこじゃなくて男かよ?かわいい女の子を出せ?お前みたいな爽やかイケメンお呼ばれじゃない。
そんなこと言ってない?あっはっはっすまないね。よく言われるからつい。おや、なに何やら苛立ちやら、うざがられてる気配、殺気が
さて和んだところで本題にいくとしよう。
今から僕が語るのは英雄の素質を持った少年少女達によって紡がれる物語。彼らがどんな物語を紡いでいくのかは僕にもわからない。
だから共に楽しませてもらうとしよう。
最強魔法少女はストレスと共に
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# ファンタジー
赤糸マト
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太陽は当の昔に沈み、辺りが静寂に包まれる頃。
闇に紛れて一つの影が姿を現す。
影の名は――カテンナー。
人々の前向きな心を食い散らかし、世界を後ろ向きにさせてしまう存在である。
そんなカテンナーの前に立ちはだかる人影が一つ。
フリルがふんだんに使われた可愛さを前面に押し出した服装に身を包み、縦ロールに巻かれた腰まで届く金髪の髪を揺らしながら現れたそれは、カテンナーに対して、正義の拳を振り上げたっ!!!
機械人形の話
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# 恋愛
くさもち
6788
2
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ここではないどこか。
今ではないいつか。
荒廃した街がそこにはひろがっていた。
かつては空を切るほど高くそびえ建っていたであろうビルは、周辺の小さなビルやを潰して折れ、周囲に散乱した硝子が太陽の光を受け輝いている。
かつて小さな人間達がここで過ごしていたであろう公園は、鉄棒がさびつき、ブランコは鎖が切れて落ちている。
人間の気配は、感じることが出来ない。
遊ぶ人のいなくなったドールハウスのようだと、それは思った。
人形と家だけがあって、肝心の遊ぶ人間が居ないのだから。
崩れ朽ちた建物の周りに、鎖が切れたブランコにに、黒い花の塊がなければの話だか。
それは鎖の切れたブランコに、おそらく鎖が切れる前にブランコに乗っていたのであろう、他の者より小さな黒い花の塊の前に立つと、それは静かに祈りを捧げた。
家出少女と星の河
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# 純文学
朔望 月
8988
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募集停止中
「俺が食わせてやってるんだよ!お前が家で楽してる間も、俺は汗水垂らして働いてんの!」
「はァ!?だからって浮気して良いわけ?ふざけんな!」
「だからッ、あれは浮気じゃないんだよ!遊びだって何回も言ってんだろ!!お前だって俺が居ない間、家事もしねえでパチンコ打ってんだろ! バレてないと思ってんのか!?」
「それ、はッ……べ、別に良いでしょパチンコくらい!ストレス発散してるだけで誰にも迷惑掛けてないし――」
激しい夫婦喧嘩の隅っこで、猫の人形を手に持った少女が一人、冷めた瞳で罵声の応酬を見つめていた。
少女の名前は朝比奈ルナ。月と書いてルナと読む、少し変わった名前の少女だ。ルナが見つめる先で、何度目か分からない喧嘩は、母の逃亡で幕が降りた。
父はルナに目を向けることさえせず、酒を呑み干しては布団でいびきを掻いている。
それを見つめたルナは呟いた。
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# 異世界
ショコラ
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「殺すなら、さっさと殺せ。」
魔王ことミオルは言った。なんと可愛らしい名前かだろうか。それに対して勇者は、
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そして僕達を囲んでいる民に向かい、
「今から死刑を執行する。そして魔王が死んだその時、ようやく平和が訪れるのだ。我らの勝利だ!」
と叫ぶとワァーという歓声が聞こえた。そしてあっさりと死んだ。流石に魔王とて首を切られては死ぬ。
さて、ここは人間族の王国。その中の見せしめのための処刑場。そこにあるのはギロチン台。そこで魔力を極限まで吸い取られ、抵抗することもなく殺された魔王ミオルであった。