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楽しい自殺計画
楽しい自殺計画
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赤糸マト
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  昼間は青かった空は次第に朱が射し始め、忙しなく働いていた人々は満足感や倦怠感など、様々な感情を抱きながら帰路へと向かい始める、そんな時間帯。  とあるビルのオフィスの一室、一人の男とその上司に当たる初老の男性が沈み始めた太陽の光を浴びながら、オフィス内の社員全員の視線を浴びている。 「佐藤君、何か最後に言いたいことはあるかね?」  初老の男性に「佐藤」呼ばれた男は、緊張気味の身体を少しでもほぐすために深呼吸を一度行った後に自信が作れる最大限の笑みを顔に張り付け、言葉を放つ。 「今までお世話になりました。人によっては短い間だったかもしれませんが、今後も皆さんのご活躍を期待しております。本当にありがとうございました」  短い挨拶を終えた後、男はこの6年間何度下げたか分からない頭を深々と下げる。男のあいさつを聞いていた者達は形だけでもとその手と手を叩き始めた。
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カレーにラッキョは不要です
カレーにラッキョは不要です
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N通-
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 僕の名前は桐谷 太陽(たいよう)。健康優良児の16歳。  現在、僕のお腹はペコペコだった。それというのも、僕は運動部に入っているからだ。  今日も一日しがない球拾いをさせられて、メンタルも体力も激減している。しかし、しかしだ。僕のそんな落ち込んだ気分も家路につく頃には高揚していた。何しろ今日は金曜日。  そう、カレー曜日なのである。    自宅の玄関まで辿り着いた時に香るスパイシーな匂い。この日ばかりは残業で遅い父さんも、習い事が忙しい中学生の妹も早く帰宅する。そう、全てはカレーのために。    そして、玄関のドアを開け、より一層カレーの匂いが濃くなったとき。    戦争は始まる――。
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アダムとイヴと黒林檎
アダムとイヴと黒林檎
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ピータソ
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私はガスト・デニーズ、中世料理史を研究している。 アダムとイヴの黒林檎 この名前を聞いたことはあるだろうか? 人類社会が始まり、約千年と少しほど経った頃、世界の全てを支配した統一国家ココスナサンが建国された。 その中央には黄金砦砦と後世に語り継がれるほどに街と呼ばれるに値する巨大で豪華な宮殿が作られた。 その宮殿で建国記念日に開かれるパーティにおいて、特権階級の中でも一握りの選ばれた者のみに提供されたという料理がこれだ。 そのレシピは口伝のみによって継承されてきたという話だったが、口伝されていたのは複数あるレシピの隠し場所であったという。 私はそのレシピを求めて、あまたの本を読み、地を駆け、海を渡り、空を仰いだ。この探求は私の人生の最大の功績でもあり、汚点にもなった。 私の命が尽きる前に、この謎深い、料理の真実をここに記すとしよう。 そうだな、まずは材料から-
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テスト2回目
テスト2回目
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どうたってアカウント消すの?
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これはテスト二回目
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ゴリラのたまご
ゴリラのたまご
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わきこ
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「マーヤ、ついてきちゃダメだ。お母さんのところにいなさい。」 「えー、けちー。」 そう言って、私は戻るふりをして、隠れてお父さんの後をつけた。
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ありがとうとごめんね
ありがとうとごめんね
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じん
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2010年1月25日に産声を上げた 翔吾は身体が弱く 入退院を繰り返しいつも泣いてばかりの男の子でした。 そんな翔吾に二歳離れた妹が生まれ その妹も障害者として生まれ喋る事の出来ない女の子でした。
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僕と彼女と‘奴’と〜無実な三角関係〜
僕と彼女と‘奴’と〜無実な三角関係〜
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泣きんぎょ
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 そこに一つの力が必要だと僕はいつも思ってた。  その力をいつも僕は求めていた。  いついかなる時も、神出鬼没にして悪質な‘奴’といつ遭遇してもいいように……  もう決して後悔しないように……  深夜。  ふと僕は’奴‘の気配を感じて目が覚めた。 「まさか……」  緊張により高鳴る心臓などもうとうに無かった。  両の手で数え切れないほどの遭遇だ。慣れもする。  あるのは覚悟。  ’奴‘を殺す
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織田信長になったけど、なんか未来から人がいっぱい来る
織田信長になったけど、なんか未来から人がいっぱい来る
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味噌汁の豆腐
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「ふむ、お主はiPhone12ミニとやらを持っておらぬのか」 「え?え?」 「お主は柴山と言ったの。なら特別に勝家の家来にしてやろう。未来で猛将と呼ばれる勝家の家来じゃ、嬉しかろう?」 「え?あ、はい」  交通事故で死んで転生したら織田信長その人だった。それだけならまだいい。いや良くないけど、それだけなら何の問題もなかった。  ……俺が城下町へと出かけると、3回に1回は未来人と遭遇する。
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ラーメンに恋して
ラーメンに恋して
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おにマイ
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私はラーメンに恋しています。 ラーメンを食べるためには全国どこにも行きます。 そんな中ふらっと入ったお店で忘れられない体験をしました。 今回はその時の話をしていきます。
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ホームレスだけどなんか文句ある?
ホームレスだけどなんか文句ある?
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ケンタウロス
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つい最近まではネットカフェ難民として生きていた。 都内のネットカフェでカップラーメンやスナック菓子を食べながらくだらないネットの掲示板で会話をするような生活。 ネットの会話だけはいつも強気。 しかし、新型コロナウイルスの影響によりネットカフェが休業となったのだ。 貯金もいよいよゼロ。 そう、僕はネットカフェ難民からホームレスになった。