「ビターメイジ」の投稿

『そう……君は魔法少女に選ばれてしまったのさ!』

 俺の思考を読んだかのように、生意気そうな少年の声が響き渡った。

 因みに、俺は一人暮らしである。

「いや誰だよ?!」

 叫んだ俺の視界に入ってきたのは、まるでマスコットキャラクターのようなデフォルメされたデザインの存在。

 キュルルンとした瞳を輝かせた空飛ぶ小動物だった。

『僕はるりりん!君を魔法少女に選んだ妖精だよ!』

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