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もぐもぐ。〜失った感情と味〜
もぐもぐ。〜失った感情と味〜
# その他
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1口目  自分は猫。 それだけは分かる。 特にこの肉球を見れば嫌でも分かる。 逆を言えばそれ以外は分からない。 名前も知らない。 考えるのが面倒くさい。 何もかも面倒くさい。 何もしたいと思わない。 いや、何もというのは間違いだ。 いつの間にか手に持っていた、おにぎりを食べたいと思った。 何もかかっていない白いおにぎりだ。 無性にお腹へ入れたいと思った。 お腹は空いているのかは分からない。 だが、空腹感はない。 ただ、無性に目の前にある白い塊を口に入れ、飲み込みたかった。 だから食べた。 もぐもぐ。 何の味もしなかった。  ???「空(から)の味を獲得」
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私の友達アラクネさん
私の友達アラクネさん
# ファンタジー
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キャラ紹介①(私) 名前:一ノ瀬 瑞希(みずき) 種族:人間 職業:大学生 長所:(`・ω・´) 短所:これと言った長所がないところ 趣味:バスケ(<アニメ、ラノベなんだけどね) 一言コメント  みなさんこんにちは!多分主人公ポジに選ばれました、みずきです。作者さんと話をしたところ、ひらがなの方が読みやすいし、楽らしいので、ひらがなで行きます。  ところで、私、長所が本当にないんですよねー。強いて挙げるならアニメにある程度詳しいとかですね。でもそんなこと書類に書いたら舐めてるって思われれそうですよね。だから顔文字で誤魔化しました。それこそ舐めてるだって?なんも書かないよりはマシでしょ。読書が(`・ω・´)を見て、(・Д・)なってくれればこちらも(*^ω^*)ですからね!  最後に、なんて事のない平凡な日常系ラノベをお楽しみください!←作者に言わされました( *`ω´)
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異世界イソップ物語
異世界イソップ物語
# 異世界
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閲覧数 1万 いいね数 1 コメント数 0
第一話 北風と太陽  とある学院の放課後、一年生の首席二人が話していた。  今年は例外で首席が二人いる。二人とも筆記、実技共に満点を叩き出したからだ。  一人が話しかける。 「なぁ、俺の剣は誰よりも鋭く重い。この世で一番力があるのはこの俺だ。そうは思はないか?サンよ。」  剣士ウィンドが魔術師サンに話しかける。  サンは正直うんざりしていた。ウィンドは真っ直ぐで良きライバルだが、いかんせん力自慢が多すぎる。  なので今日ばかりはいい返させてもらう。  「確かに君は筋力のステータスが異常なまでに高いよ。でも、この世で一番ってことはないんじゃないか?」  サンはウィンドが挑発に弱いのを知っている。ライバルとして、友人として暮らした故のことだ。  案の定ウィンドがいい返してくる。
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関西弁の女子高生、男爵家に転生し、とある勇者と共に過ごす
関西弁の女子高生、男爵家に転生し、とある勇者と共に過ごす
# 異世界
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第一話 ここ、どこなん?  目を覚ますとそこは草原だった。その草原にある丘の上に私は倒れていた。体は痛くないが、気持ち軽めな気がする。  取り敢えず立ち上がってみる。するといつの間に用意していたのか、目の前に白い椅子と机、パラソルが設置されていた。  さらに机の上にはクッキーとティーセットが置いてあり、片方の椅子には女性が座っていた。  私はもう片方の椅子にほぼ無意識で腰掛け、相手の顔を見た。それは美しく、整っており綺麗だったが、どこか冷たく、人間味をまるで感じられないような顔だった。  そこで私は声をかけみることにした。 「あの、すみません。どちら様でしょうか?」 すると女性は口を開いた。
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ソラの方舟
ソラの方舟
# 異世界
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プロローグ~神の独り言~  月暦2576年、アスタロト星は一度滅んだ。なに、隕石が落ちた、星の寿命が尽きたなどという止むを得ない理由からではない。私が無に戻したのだ。月暦元年、つまりは人間が誕生した年と人間が決めた年あたりから世界の秩序が乱れ始めた。実を言うと人間の誕生はもっと前だが、奴らの脳では知り得ないことだ。もっとも、各地に小国家郡ができ、富のために争い合い始めた頃から期待などしていなかったが。しかし、奴らは神への信仰心をなくすだけでなく、人々をまとめるために神を散々利用した。その挙句、問題が生じれば全て神のせいにする。そうした責任逃れを飽きるほど見てきた。末期には神への信仰心が薄れてき、あろうことか友人にまで責任転嫁する始末。私は辟易(へきえき)した。そんな下衆どもをどうして助ける必要があるだろうか。
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愁いを帯びたクレッシェンド
愁いを帯びたクレッシェンド
# 異世界
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「殺すなら、さっさと殺せ。」  魔王ことミオルは言った。なんと可愛らしい名前かだろうか。それに対して勇者は、 「本当は今までの罪をつぐなうまで、痛みつけてやりたいがあいにく時間がない。」 そして僕達を囲んでいる民に向かい、 「今から死刑を執行する。そして魔王が死んだその時、ようやく平和が訪れるのだ。我らの勝利だ!」 と叫ぶとワァーという歓声が聞こえた。そしてあっさりと死んだ。流石に魔王とて首を切られては死ぬ。  さて、ここは人間族の王国。その中の見せしめのための処刑場。そこにあるのはギロチン台。そこで魔力を極限まで吸い取られ、抵抗することもなく殺された魔王ミオルであった。
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そういえば人形使いに選ばれてました。
そういえば人形使いに選ばれてました。
# 異世界
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 「ん、んー」  そう形容し難い声を出したのは、ノビをしている寝起きの僕だ。 「あーあー、えぁっ?」 僕だよな?金縛りならぬ声縛りみたいなこと起きてないよな?念のため手や足を動かしてみる。動いた、動いたのだが全く力が入らない。そこでようやく目が覚めてきたので、目をしっかりと開けた。  そこにまず移ったのは一つのぬいぐるみだった。あまり可愛くなく、売り物にはできないレベルなので誰かの手作りだろうか?というかこんなぬいぐるみ僕は持っていない。となると、ここはどこだ?そう思い、周りを見渡す。  周りを見渡すと、僕は柵で囲まれたベッドの上で寝ている事がわかった。そして、察した。僕は今、赤ちゃんなのだと。さらに柵越しに若い男女が一緒に寝ている。お盛んなことで。十中八九親だろう。えへへ、泣き喚いてベッドから引きずり出してやろうかなぁ。  しかし、何故こうなってしまったのか?たしか……

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