城下町に下ると地べたに座り込み、途方に暮れている子供がいた。手には後生大事そうにゲームボーイポケットが握られている。 「坊や、お母さんとはぐれたのかい?」 と私が話しかけると何も言わずに、だだ頷いた。 私は名前も知らない、この子供を引き取ることに決めた。 「坊や、なまえは?」 「僕の名前は。。。。」