「宙に手を伸ばせ」への投稿
22歳、遅咲きの春
「将来のゆめ。4ねん3くみ空見(そらみ)そら。
わたしの夢は宇宙飛行士になることです。わたしのお父さんは宇宙飛行士をしていて、ほとんど家にいませんが、えいせいつうしんで毎日遠くから私たちに会いに来てくれます。
わたしはそんなお父さんが大好きです。いつか私も宇宙飛行士になって、お父さんが見てる景色を一緒に見てみたいです」
──いつの話だよ。
「では本学への入学を希望する理由をお聞かせください」
「あ、はい。私の父はうちゅ...元宇宙飛行士で、私はそんな父のようになりたくて宇宙飛行士を志しました。けど、一度挫折して、それから不登校になりました。勉強についていけなくて、高校を中退しました」
あきカン