とうとう、かぐや姫のもとに、月からのお迎えがやって来ました。
警護の人々は、何故か力が抜けてしまい、かぐや姫を守ることはできません。おじいさんとおばあさんは悲しみにくれました。
かぐや姫が月の人の持つ薬を飲もうとしたその時でした。
何処からか若草色の風変わりな服を着た少女が颯爽と姿を現し、かぐや姫に近づいていた月の人々を力づくで跳ね飛ばしましました。さらに警護の人々が持っていた弓を拾って追撃し、月へ追い返してしまいました。
こうして月からのお迎えを追い返すことが出来たかぐや姫は、おじいさんやおばあさんと、末永く平和に暮らしましたとさ。
めでたしめでたし。