神崎 花火
見敵必殺(サーチアンドデストロイ)
見敵必殺(サーチアンドデストロイ)
# ファンタジー
神崎 花火
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ズドンッ
凄まじい反動が私の体に来る。今まで何回も撃ってきたとはいえこの反動にはなかなかなれないなぁと考えながら肩に担いだバズーカを下ろし腰につけているポーチにしまう。
「いやぁ、さすがは我が使用者。僕の使い方が上手いのなんのって……」
そう言って褒めて来るのは目に鮮やかな青緑系の髪色をした男で年齢はおおよそ私と同じほど。この世界に来てから直ぐに私のモノになった男の子。
宙に手を伸ばせ
宙に手を伸ばせ
# その他
神崎 花火
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空の星々を鏡のようにそっくりそのまま写し取ったような湖にある桟橋に少女が1人腰掛けていた。
「まるで宇宙みたい」
ぽつりと呟いた少女は茹だるような暑さに耐えかねてその健康的でスラリとした足を湖に浸けた。足を浸けた反動で湖に波紋が広がっていき、少女はまるで自身が宇宙を消しているかのような気がして眉間にシワを寄せた。
少女は足を湖に浸けたまま上半身を倒し、宙を見上げた。
「やっぱりなりたいな宇宙飛行士。」
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