「この後、家で飲まない?」
久しぶりの再会から話が弾み、家に誘ってしまった私の一言に彼女は目をまん丸くさせた。
偶然にあった夜の道端でこんなことを言われるとは全く予想外といった反応だ。しかし、彼女は何も言わずに俯き私の手を握る。
合意を確かめ、タクシーを止めようと手を上げたその瞬間、目を爛々と光らせた男が私にぶつかって来たと同時に腹部に激痛が走った。
「きゃああああ!」
彼女の悲鳴と共に私は地面にドサリと倒れ、辺り一面を赤く染め上げる。
私は意識が朦朧としながらもはっきりと誰かの声が聞こえた。
「これで俺の役目は果たされた、次はお前の番だ」
完全に意識が途絶え、次に目を覚ますとそこには、、